Windows Vistaや7、8.x系では最新バージョンのブラウザを使用することができず、新しいJavaScriptを使うWebアプリケーションが動かなかったり、使いたい拡張機能が使えなかったりします。
今回、Windows Vista/7/8.x系でも動くように作成されたChromium系派生ブラウザである「Supermium」を紹介します。
ダウンロード
早速ダウンロードしてみましょう。
まず
こちらのGitHubのページにアクセスしてください。
右の列にある"Releases"の"Latest"と付いているバージョンを開いてください。
あなたのOSが32Bitの場合は"supermium_バージョン名_32.zip"、64Bitの場合は"supermium_バージョン名_64.zip"をダウンロードしてください。
セットアップはうまく動かなかったり、セキュリティソフトにウイルス判定されて削除されたりするのでお勧めしません。
ダウンロードしたら解凍して、お好きな場所に移動させ、中に置かれている"chrome.exe"を起動してください。
これでSupermiumを使う準備ができました。デスクトップなどにすばやく起動できるよう、ショートカットを作成しておくといいでしょう。
使える機能
Supermiumでは、Chromeストアから拡張機能をダウンロードして利用したり、
Googleアカウントと連携して、他のパソコンやスマホのChromeと同期したり、
いたって普通のChromiumのように扱うことができます。
更新
Supermiumには(おそらく)自動更新機能がないので、定期的にSupermiumのリポジトリを確認して、
Issues(バグなどを報告する場所)をGoogle翻訳などを使って読み、致命的なバグがないか確認し、
新しいバージョンをダウンロードし、解凍して、先ほどのように配置しなおして、データを移行すれば完了です。
古いバージョンのSupermiumにはGoogleアカウントの同期を設定したり、データをエクスポートしたりして、新しいバージョンのSupermiumに移行できるようにしておきましょう。
絵文字を表示できるようにする
Windows Vista/7/8.x系では、Windows 10/11に搭載されている絵文字フォントがないため、絵文字が表示されないことがあります。
すべての絵文字を表示できるようにはなりませんが、ましにすることはできます。
ここではその方法についても解説します。
元のIssueはこちらにあります。こちらからフォントをダウンロードし、OSにインストールして、Supermiumを再起動してください。
すべての絵文字が表示できるようになったわけではありませんが、簡単な絵文字はこれで表示できるようになるはずです。
皆さんも、試してみてください。